彫金の奥義 19
[秘技蛸の足] メイキングのカテゴリーに入れようかとも思ったのですが、
地金から作ってもワックスで作ってもタコの足はシビアな努力が要求される造形なので
今回もったいぶりつつ奥義として伝授いたします。
まずは吸盤の位置を正確にポイントします。
裏から打ち広げます。
さらに序々に、打ち、押し、広げてゆきます。
吸盤の大きさまで穴が広がったところで、丸線を擦り合わせ5回くらいに別けて
裏からロウ付けします。
ロウ付けが終わったら高さを合わせて削り揃え
先細く削り曲げた丸線と擦り合わせロウ付けします。
曲げていく前に吸盤部分のくぼみを打ちつつ叩いて広げます。
接合部を削り均し吸盤を作り込みつつ序々に丸めていって完成です。
うう、すべてがタコに見えてきた。
いよいよ寒くなりました
数日前雪がちらついて山が白くなりました。
今年はナゼカ忙しく冬支度がまだまだ残ってるのでアセっております。
朝は霜ビッシリだし
なかやま はるか展に行って来ました
ご近所のポップアーティストのなかやま はるかさんの作品展に行って来ました。
(長野県白馬で18、19、20の3日間のみの短い展示でした。)
チケット売り場風の受付、入場は無料でしたが。
白いカーテンの中は赤いドットの別世界
キュートって言えばいいかなー
小さいペインティング
世界観の統一が美しい
地元では貴重なアーティストです。
僕もお祝いの寄せ書きで参加だよん
翡翠鉱物展
糸魚川翡翠鉱物展に行って来ました。糸魚川はウチから車で一時間半ほどなので
海を見たくなるとチョコチョコ出かけるのですが、糸魚川駅前の翡翠館は初めてです。
twitterで翡翠鉱物展の事を知って出かけてみました。
看板デス
会場へ入ると当然ですがデッカイ翡翠をズラリと展示してました。
こんなのや
こんなの
高価なルースや勾玉やら
リーズナブルな素材ブースとか
漬け物石サイズとか
化石のブースや
いろんな鉱物も即売していて、中々盛りだくさんでした。
で、僕はつい仕入れ目線になっていくつか翡翠を買ってしまいましたが、
素材翡翠をちゃんと研磨して作品にするのはいつの事やら…
珠磨かざれば光無し。
彫金の奥義 18
今年はしばし忙しくてblogの更新が少なくなっちゃってますが、
久しぶりに技法のオハナシをポストいたします。
虎のデザインの作品を制作したのですが、やはり虎は黄色でないと
パっとしないんで、金を貼り付ける技法で制作しました。
右下が22金を叩いた薄板。・面積が広いので分割してトレースします。
トレースした金パーツを切り出し、曲げ擦り合わせてロウ付けします。
その際、ステンレスのクリップを使って数カ所を固定すると、
多少の擦り合わせの隙間を押さえる事が出来ます。
金を貼り付けたあと縞の部分は削り取ってしまいます。
コチラ、紅葉もそろそろおしまいの寒さです。