カチナリングメイキング
2018年10月27日

今まで何点も制作しているインディアンジュエリー基本形の一つの「カチナリング」を
久々に制作したので、記録としてメイキングを公開致します。
彫金の難易度はむずかしくないと思いますが、全体のプロポーションのデザイン、
各パーツを組み上げる段取り、根気など、
折に付け、制作してみると毎回リフレッシュするのであります。

最初の地金取りと、石周りのパーツの準備、正確な長方形に対象線を描き入れてから、
左右対称にデザインし、平面のうちにすべきところ(耳、尾羽)をスタンプしてしまいます。

本場物のカチナリングはベースは平面なのですが、僕のカチナリングの場合は
ベースを微妙に指に添わせてアールを付けています、そのため全部のパーツどおしの
擦り合わせが厄介になりますが…各パーツの可能な部分はロウ付けしていきます。

ベース部分へのロウ付けは中心部分から。玉パーツは地金を溶かして作ります。

各パーツはカーブなどの辻褄を合わせつつ、削り出したり、曲げたり、スタンプしたり、
ロウ付けしたり、で揃えていきます。

極力一度に多くのパーツをロウ付けするのがメソッドなのですが、
腕と手の周りは本体との接触部が多いので、先付けします。

銀のロウ付けは全体の温度が上がらないと流れにくいのですが、形状によっては多少の温度差で
上下左右など同じロウで回数を分けてのロウ付けも可能ですが、使用するロウは二、三、五まで
くらいだと丈夫になります。 羽パーツのスタンプやリング、飾りパーツもそれぞれそれなりの
時間をかけて制作していきます。羽根の中心穴部分横に彫っている線は本体と接合する時、
細かい羽根のスタンプ部分にロウが流れないよう彫ってあります。

羽根、リングパーツを曲げ、飾りパーツをロウ付けます。
羽根にリング接合のガイドに油性ペンでマークをして、先に羽根とリングをロウ付けします。


最後は、リング部分と本体、ネームプレートを一度にロウ付けします、
ロウは羽根の中心の穴の所と、ネームプレート裏に薄く叩いて曲げたロウを置きます。

ちょっと前のマムシ草
Posted by 長井一馬 at 02:30│Comments(0)
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