ベルトポーチのお直し

長井一馬

2016年05月06日 23:14


愛用しているベルトポーチの革があちこち傷んできたので打ち直すことにしました。
で、あるていど作業を始めて「ハタ」と気づいてメイキングをblogにUPすることに、
15年くらいごとに打ち直して今回は2回目、これで死ぬまで使えそうです。


あちこち金具を外して同サイズの革パーツを切り出しました。
使い込んだ革はイイ色になっているので若干惜しい気もしますが…


ベルト通し部分のパーツを一番先に縫い付けます。


革のウラはボンドで貼るのりしろをテープでマスキングした後、
cmc糊をへちまで引いて処理しときます。


左端下は切りっぱなしの革、上中は角を丸く削って茶のワックスを引いた革、
右端上は折り返し接着して縫い目を目打ちで空けた革、
下はベルトの端裏で縁の処理とcmc済み。


ベルト金具は磨いて付け替え、あと一列縫うと完成、チマチマと一目ずつ手縫いいたします。


ほぼ自己流なので最低限の道具立て、左上から革用ミニ鉋、角削り(自作)、
針2本(糸も)、三角目打ち針、目打ち、ボンド、茶ワックス(靴用)、cmc糊、
左下・目打ち5目(急ごしらえの自作)、右下・へちま切れ端
画像の他にカッターナイフとか三角定規仕上げに馬油とかも使いますが、
何個か除いてほとんど100円均一であります。


彫金作家は(ジャンルにもよりますが)革細工も必修かと。





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